UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)最新ニュース
ヨーロッパ主要リーグの移籍市場が閉鎖となっておよそ2週間が経過した。8月に開幕した各国リーグではシーズン序盤を戦う中で、補強の成果がピッチで見え始めている。今回は、今夏の移籍市場で戦力アップに成功したクラブを紹介する。(移籍金は『transfermarkt』を参照)
ACミラン
2022/23リーグ戦順位:4位
主な獲得選手:タイアニ・ラインデルス、サムエル・チュクウェゼ、クリスチャン・プリシッチ、ルベン・ロフタス=チーク、ユヌス・ムサ、ルカ・ヨビッチ
主な放出選手:サンドロ・トナーリ、ズラタン・イブラヒモビッチ、ディボック・オリジ、ブラヒム・ディアス、アンテ・レビッチ、アレクシス・サレマーカーズ、ジュニオール・メシアス、シャルル・デ・ケテラール
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ACミランはあまりに大きく変わったため、真の評価が出るのはもっと先のことだ。それでも、2023/24シーズンのスタートは見事というほかない。
ミランは昨季限りでズラタン・イブラヒモビッチが現役を引退。チームの中心だったサンドロ・トナーリがニューカッスルに引き抜かれたところから移籍市場が始まった。
ブラヒム・ディアスがレンタル元のレアル・マドリードに復帰し、イスマエル・ベナセルが長期離脱中ということで、AZからタイアニ・ラインデルスを獲得し、チェルシーからルベン・ロフタス=チークも加入している。特に前者は開幕から申し分ない働きをしており、開幕3連勝に大きく貢献した。
やや課題だった右ウイングには、クリスチャン・プリシッチとサムエル・チュクウェゼが加入。開幕から先発の座を手にしたのはプリシッチで、好スタートを切っている。チュクウェゼはまだ出場時間が少ないため評価は難しいものの、現時点ではプリシッチの加入だけでも大きな戦力アップだ。
イブラヒモビッチが現役を引退し、そのほかの選手が不発だったセンターフォワードは、補強に失敗した形。市場閉鎖直前までイラン代表のメフディ・タレミを狙っていたが、あと一歩のところで破談に終わり、最終日に獲得したのはフィオレンティーナで構想外だったルカ・ヨビッチとなっている。オリヴィエ・ジルーの控えは不安が残るとしても、全体的には戦力アップと言えるいい夏だった。