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W杯敗退以降も低迷するドイツ代表。知将ハンジ・フリックはこの窮地を乗り切れるか?
グループステージ敗退に終わったFIFAワールドカップ後に行われた直近5試合のうち、ドイツ代表が勝利したのは今年3月のペルー代表戦のみ。現地時間9日にサッカー日本代表と対戦するドイツ代表ハンジ・フリック監督の胸中は穏やかではないだろう。イギリスメディア『デイリーメール』は7日に指揮官が今置かれている立場を伝えている。
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Amazon Primeのスポーツドキュメンタリーシリーズ「All or Nothing」にて、ドイツ代表を5年間追った作品が8日から配信される。惨敗に終わったカタールW杯をクライマックスに、本作は同国代表の悲喜こもごもを余すところなく映している。
イギリスメディアの『デイリーメール』は、本作がこのタイミングでリリースされるのはドイツ代表にとって「理想的でない」とした上で、ハンジ・フリックの現状を伝えた。
間もなく日本代表とフランス代表を親善試合で迎え撃つフリックは、代表監督の仕事に固執しているという。だが言うまでもなく、ここ最近のドイツの成績を考えると、是が非でもこの2試合では良い結果が求められる。チームに大きなプレッシャーがかかっているだけでなく、レオン・ゴレツカ(バイエルン・ミュンヘン)とティモ・ヴェルナー(RBライプツィヒ)が招集外となった。
6月のコロンビア代表戦に敗北したあと、ゴレツカはこう述べている。「すべてがあまりにも欠けているし、何もかもが足りていない」。チームの内部にも不穏な空気が漂っている。
けれども同紙は、現状を悲観的に分析するだけではない。新鋭のフェリックス・ヌメチャ(ドルトムント)やキャップのないパスカル・グロス(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)を抜擢したことで、新戦力を試すことも「フレンドリーマッチ」の意義であると指摘している。
UEFAユーロ(欧州選手権)2024の開催地に選ばれているドイツだが、奇しくも20年前のEURO 2004では辛酸を舐めていた。オランダ代表やラトビア代表と引き分け、ドイツとの対戦時には1位通過を決めてターンオーバーしてきたチェコ代表に敗北。グループリーグで敗退した。
しかし、2年後の母国開催となったW杯では第3位に入った。その後は、2014年のW杯優勝など、各大会で世界最高峰の強さを見せていた。現状は20年前と似ているが、フリック監督はチームを立て直すことはできるのだろうか。
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