アギーレジャパン初勝利もチャンスは確実に決めたい
9月の2連戦では勝利を掴めなかった日本。前回は不在だった香川真司が復帰し、スタメン出場となった。初選出の塩谷司は森重真人とCBでコンビを組み、GK西川周作はアギーレジャパンでは初出場となった。
6分、岡崎慎司がワンタッチで相手の裏を突こうとしてファウルを得ると、本田圭佑が直接FKを狙う。
15分には柴崎岳のパスを受けた香川が左足で強烈なシュートを放つも、惜しくも枠を逸れた。
直後の16分、岡崎が粘ってマイボールにするとそのまま前進。本田に預けると外から追い越した柴崎へ。柴崎が中に折り返すと、GKが弾いたボールが相手選手に当たってオウンゴールとなり、日本が先制に成功した。岡崎が奪った瞬間に柴崎がスピードを上げ、勢いのある追い越しで得点シーンに絡んだ。
ジャマイカが引き気味のためピンチのシーンは多くないが、その中でもアンカーの細貝が気の利いた動きで相手のパスコースを消している。周囲の選手も積極的にボールを奪う姿勢を見せて高い位置で奪うことができている。
32分、相手の横パスを酒井高徳が奪うとラストパスを供給。これを受けた本田がGKと一対一になるも、ループシュートはわずかにゴール上を超えた。
39分には、酒井の仕掛けから最後は岡崎がオーバーヘッドシュートを放った。
前半は日本が1-0のリードで折り返した。
後半4分、ゴール中央から武藤嘉紀が狙と、5分には岡崎がこの日2度目のバイシクルを放った。
14分、岡崎に代えて小林悠を投入。小林がこれが代表初キャップとなった。
16分、左サイドを突破した香川が右足アウトでクロスを送り、武藤がフリーでヘディングシュートを放つもミートできなかった。
20分、柴崎が右サイドをオーバーラップした酒井にパスを送り、低いクロスを供給。これを香川が狙うもこれも枠を外れた。
29分、日本は武藤に代えて柿谷曜一朗を投入。
終盤には太田宏介、田口泰士も投入した。
日本は最後までゴールを目指しジャマイカも決定機になりかけるシーンを作ったが、スコアは動かず。日本が1-0で勝利した。
アギーレ監督体制で初勝利を収めた日本。勝ちこそしたが、追加点のチャンスは多くあった。チャンスを確実にモノにする。たとえ親善試合であっても、そこは疎かにしてはいけない。
【了】
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