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セリエA 1年前

鎌田大地、初陣の評価は? すでにラツィオを理解? 隠れたファインプレーとは【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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セリエA第1節、レッチェ対ラツィオが現地時間20日に行われ、2-1でホームチームが勝利している。この試合では、今夏ラツィオに加入したサッカー日本代表MF鎌田大地がいきなりスタメン入り。55分までプレーしている。そんな同選手の初陣はどうだったのだろうか。(文:小澤祐作)


サッリ監督からの評価がうかがえる先発起用


【写真:Getty Images】

 イングランドやスペインに少し遅れ、2023/24シーズンのイタリア・セリエAが幕を開けた。それと同時に、サッカー日本代表MF鎌田大地の新たな挑戦もスタートしている。

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 ミラン移籍に近づきながらドタキャンを喰らうなど、フリーの身であった鎌田は忙しい夏を過ごしたが、今月にラツィオへ加入することが決まった。今夏サウジラビアに去ったセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチの後釜という形だ。

 ラツィオを率いるのは稀代の戦術家であるマウリツィオ・サッリ。彼のチームは約束事が多く、それゆえチーム作りにも多くの時間を費やすのだが、シーズンを重ねていくにつれ成績は上がっていく。ナポリ時代には勝ち点が82→86→91と上昇。ラツィオでも1年目こそリーグ戦5位だったが、2年目の昨季はより強固な守備ラインの構築に成功したことで2位という好成績を収めていた。

 今夏にミリンコビッチ=サビッチが抜けたのは大きな痛手ではあるものの、その他の主力は残留しており、完成度の高さでいえばセリエAでも1、2位を争うレベルと言っていい。そんなチームに、鎌田は身を置くことを決めたのである。

 その鎌田だが、現地メディアの多くに開幕節のレッチェ戦でベンチスタートになると予想されていた。加入してまだそれほど時間が経っていないことが大きな理由で、昨季から在籍するウルグアイ代表MFマティアス・ベシーノが右インサイドハーフで先発するとの見方だった。

 しかし、右インサイドハーフの先発に名を連ねたのは背番号6、鎌田だった。新加入選手の中では唯一のスタメン起用であり、サッリ監督からの評価の高さがうかがえる。

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