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様々な事情により活躍できなかった選手が、環境を変えたことで輝くケースは少なくない。期限付き移籍という制度は、双方のクラブと選手にとってメリットのある制度となっている。そこで、今回は、Jリーグで今季、期限付き移籍先で活躍しているJリーガーを5人ピックアップして紹介する。
一森純
【写真:Getty Images】
所属クラブ:横浜F・マリノス
保有元:ガンバ大阪
生年月日:1991年7月2日
今季リーグ戦成績:19試合23失点
開幕直後の2月21日、一森純のガンバ大阪から横浜F・マリノスへ期限付き移籍が発表された。登録が済んだ翌日のサンフレッチェ広島戦からスタメン出場。以降は優勝争いを続けるマリノスの守護神として第22節までゴールマウスを守っている。
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一森の特徴はセーブ力の高さだ。今季ペナルティエリア内でのセーブ率は67.2%とリーグ8位。エリア外になると88.5%と高い数値を残している。特に7月15日の川崎フロンターレ戦で見せたセーブが印象深い。またキックの技術も高い。4月15日の湘南ベルマーレ戦ではCKを防いた後、前線のスペースに走り込んでいた味方へパントキック一本でボールを届けた。得点にはならなかったが、相手の裏を取る見事なキックであった。
8月6日の浦和レッズ戦で相手DFと接触して、途中交代になったのはマリノスにとって大きな痛手であろう。