海外日本人選手 最新ニュース
海外では、様々な特徴を持つ日本人選手が活躍している。サッカーという競技の特性上、彼らの能力を数値化するのは極めて困難であることを承知の上で、フットボールチャンネルでは昨季のスタッツを中心に様々なデータを集計し、5項目の能力に分類して数値化してランキングで紹介する。(成績は『transfermarkt』を参照)
10位:旗手怜央(はたて・れお)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年11月21日
所属クラブ:セルティック(スコットランド)
22/23リーグ戦成績:32試合6得点9アシスト
【今シーズンの欧州サッカーは「DAZN for docomo」で!
いつでもどこでも簡単視聴】
セルティックと言えば古橋亨梧の活躍に目が行きがちだが、旗手怜央の活躍も目を見張るものがある。昨季初めて欧州でフルシーズンを過ごした旗手は、インサイドハーフのレギュラーとしてクラブのリーグ優勝、カップ戦優勝に大きく貢献。公式戦では実に20得点に関与して見せた。
旗手は日本屈指のオールラウンダーだ。インサイドハーフ以外にもサイドバックやサイドハーフをこなすなど、どの局面でも機能する穴のない選手で、能力値を見てもそれぞれの項目でそれほど偏りがないことが分かる。その中でも最大の特長は「フィジカル」にある。身長は172cmと大柄ではないものの体幹が非常に強く、強靭な欧州の選手たちにプレッシャーを受けても簡単には倒れない。スタミナも非常に豊富で、試合終盤まで走り続けることができる。
旗手は中盤の働き者でありながら、崩しの局面でも繊細なプレーをみせる。非凡な「スキル」を発揮して相手DFのベクトルの逆を巧みに突き、スペースの狭いペナルティエリア内でも難なくプレーする。加えて、今季のビッグチャンスクリエイト数でリーグトップ10(10回)に入るなど味方を生かす術も熟知しており、強烈なシュートも光る。こうした武器の多さが、欧州でも存在感を潜めない理由だろう。(データサイト『Sofa Score』を参照)