久保建英 最新ニュース
ラ・リーガ第1節、レアル・ソシエダ対ジローナが現地時間12日に行われ、1-1のドローに終わっている。右ウィングで先発したサッカー日本代表MF久保建英は開始わずか5分で先制ゴールを決めるなど躍動。さっそくMVPに輝いた。しかし、久保の活躍が希望となった一方で、チームは厳しい内容だった。(文:小澤祐作)
レアル・ソシエダは後味の悪いドロー決着
今季はチャンピオンズリーグ(CL)の舞台でも戦わなければならないのだが…。レアル・ソシエダの試合内容は不安を抱かせるものだった。
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2023/24シーズンのラ・リーガが幕を開け、昨季を4位という好成績で終えたソシエダは、プレシーズンで絶好調だったジローナをホームに迎えている。スタメンの顔ぶれは昨季と大きくは変わらず、フォーメーションも昨季後半戦からベースとなっていた4-3-3を継続して採用した。
そのソシエダはこれ以上ないゲームへの入りを見せた。5分、左サイドを駆け上がったアイエン・ムニョスが敵陣を切り裂くグラウンダークロスを送ると、ファーサイドでフリーとなっていた久保建英がダイレクトシュート。これがゴール左に突き刺さり、幸先よく先制に成功した。
リードを奪い、ある程度の余裕が生まれたソシエダは、その後安定した守備を披露。ジローナは左サイドバックのミゲル・グティエレスを内側に絞らせる変則的なビルドアップを採用してきたが、ホームチームはオールコートマンツーマンのような形で対応。後半途中まで、ピンチらしいピンチはなかった。
しかし、72分に一瞬の隙を突かれてアルテム・ドフビクにゴールを献上。これが、この日初めての被枠内シュートだった。もちろんソシエダは選手交代を交えながら反撃に出たが、2点目は遠く。開幕戦は、後味の悪いドロー決着となっている。
上記の通り、チームとしては残念な結果となったが、久保としては申し分ない新シーズンの幕開けになったと言えるだろう。まだ1試合を終えたばかりだが、今季もラ・レアルの中心には彼がいると確信できるような内容だった。