日本代表は8日、新潟市内で2日後に迫ったジャマイカ戦に向けた練習を行った。
FW武藤嘉紀(FC東京)は、ハビエル・アギーレ監督の初陣となった9月の2連戦で最大のインパクトを与えて一気にブレークしたが「まだ1得点しただけ。持続してアピールできているわけではない」と自らを律した。
そして、「とにかくもう1回結果を残すこと、日本の勝利に貢献することを意識してジャマイカ戦に臨みたい。あれが偶然ではなかったことをアピールできれば」とさらなる活躍への意欲を示した。
それでも、A代表での初得点はサッカー選手にとって重要なもの。「子供たちから『武藤選手!』と声援を受ける時は、ああ日本代表選手になったんだなと感じる」と周囲の変化は感じ取っている。
14日に控えるブラジル戦で楽しみな選手については「強いて言うならネイマール」とし、「年も近いし、彼のプレーを肌で感じて、彼の良さを盗みたい」と語った。それでも「見るだけじゃなくて自分の良さを出していければ」と対抗心も燃やしていた。
また、他競技の同世代の選手ではテニスの錦織圭と対談する機会があり、「世界の舞台で活躍できる秘訣って言うのが滲み出ていた。自分もそういう立場になりたいと思った」と印象を述べた。そして「錦織選手のように世界で活躍できる選手になるために、まずはここでしっかり結果を残していきたい」と目の前に迫る一戦へ闘志を燃やした。
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