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どのクラブも順風満帆にシーズンを過ごせるわけではなく、時には大きな改革も必要だ。シーズン中に選手を一気にかえることはできないため、監督交代は手っ取り早く大きな変化を起こすために有効な手段になることがある。今回は今季のJリーグで監督交代があったチームの前後の成績を比較し、監督交代の効果をランキング形式で紹介する。
8位:ベガルタ仙台
監督交代前リーグ戦成績:25試合8勝8分け9敗(勝ち点32)
監督交代後リーグ戦成績:3試合0勝1分け2敗(勝ち点1)
1試合平均勝ち点:1.28→0.33
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ベガルタ仙台は7月13日に伊藤彰監督の契約を解除し、コーチだった堀孝史が監督に昇格した。監督交代から日が浅いため評価は難しいが、ここまで3試合を消化して未勝利で、いまのところブーストは発生していない。
2021シーズンまでJ1で戦っていた仙台は、2022シーズンのJ2で7位だった。今季は昇格を目指してスタートしたものの、なかなか安定して結果が出ず。第20節のジュビロ磐田戦から6試合勝利がない時期が続き、監督交代に踏み切った。
まだ監督交代という決断が正しかったかは分からないとしても、決断の時期は微妙かもしれない。伊藤監督が去ったタイミングで仙台は13位。J1昇格という目標はかなり厳しいだけに、もっと早く手を打てた印象も受ける。
『transfermarkt』における仙台のチーム総市場価値は、J2・22チーム中3位。昇格を目指す戦力はそろっているはずだった。まずは新体制で白星を取り戻し、良い形で来季以降につなげたいところだ。