5日のプレミアリーグ第7節エヴァートン戦で再三好守を見せ、勝利に貢献したマンチェスター・ユナイテッドのダビド・デ・ヘア。
PKストップなどビッグセーブを連発したスペイン代表GKはユナイテッドのファン・ハール監督だけでなく、対戦相手のエヴァートン、ロベルト・マルティネス監督からも絶賛された。
しかし以前、デ・ヘアはユナイテッド退団を考えていたと、7日イギリス『BBC』が報じている。
デ・ヘアは2011年に母国スペインのアトレティコ・マドリーからユナイテッドに加入。しかし、そのシーズンは、公式戦デビューとなったコミュニティシールドのマンチェスター・シティ戦、チャンピオンズリーグのバーゼル戦(1−2で敗戦)、ベンフィカ戦(2−2)と再三ミスを犯し、批判もされた。
退団について考えたか、と問われると彼は「時々ね」と当時の辛い心境を語った。
「多くの批判を受けるというのは厳しいものさ。でも僕は強い気持ちを保っていた」と振り返る。結局はその後もチームに残り、現在ではレギュラーの座を確保している。
「困難な時こそ成長する必要がある」最後にそう語ったデ・ヘア。在籍は4シーズン目を迎えた。23歳のGKは言葉通り壁を乗り越え、ユナイテッドを支える守護神へと成長を遂げた。
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