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欧州では23/24 シーズンに向けて各クラブが補強を行っており、ジュード・ベリンガムやデクラン・ライスのような高額な移籍が次々に成立している。そこで今回は、7月23日時点で最も選手獲得に資金を費やしているクラブはどこなのか。移籍金支出額ランキング1〜10位を紹介する。※移籍金は『transfermarkt』参照。価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠。
10位:リバプール(イングランド)
総支出額:1億1200万ユーロ(約157億円)
最高額獲得選手:ソボスライ・ドミニク(7000万ユーロ/約98億円)
その他の主な獲得選手:アレクシス・マック・アリスター(4200万ユーロ/約59億円)
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10位に入ったのは、今季ユルゲン・クロップ政権9年目を迎えるリバプールだ。昨季プレミアリーグを5位で終えた同クラブは、今夏に4選手が退団。7月23日時点でまだ2選手しか補強していないが、1億1200万ユーロ(約157億円)を支出している。
1人は、昨季ブライトンで三笘薫と共闘し、FIFAワールドカップカタール2022ではアルゼンチン代表の一員として36年ぶり3回目のW杯優勝に貢献したアレクシス・マック・アリスターだ。同選手にはチェルシーやマンチェスター・ユナイテッド、さらにマンチェスター・シティも興味を示していたようだが、リバプールが移籍金4200万ユーロ(約59億円)でこの争奪戦を制した。
そしてもう1人は、ザルツブルク在籍時に南野拓実やアーリング・ハーランドとともにプレーしたソボスライ・ドミニクだ。同クラブ在籍時からビッグクラブが獲得を狙っていたとされるこの男は、2021年1月に姉妹クラブのライプツィヒへ移籍。ドイツでさらに評価を高めた同選手に対して、リバプールは7000万ユーロ(約98億円)もの移籍金を支払って獲得した。
リバプールは今夏、ナビ・ケイタ、ジェームズ・ミルナー、アレックス・オックスレイド=チェンバレンが退団。さらに、キャプテンのジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョの移籍も噂されているため、中盤の選手層はかなり薄くなると予想される。そのため、10番を背負うマック・アリスターと、スティーブン・ジェラードが着用した8番を継承するドミニクがどれだけすぐにフィットし、即戦力として活躍できるかが今季の結果を左右するだろう。