初陣、アンカーで高評価も吉田の負傷でCB起用か
ハビエル・アギーレ監督率いる新生・日本代表の初陣となった9月2連戦(5日・ウルグアイ戦=札幌、9日・ベネズエラ戦=横浜)で4-3-3のアンカーとして新境地を開拓した森重真人(FC東京)。
新体制第2弾となる10月2連戦(10日・ジャマイカ戦=新潟、14日・ブラジル戦=シンガポール)の代表メンバー発表会見でも、メキシコ人指揮官は「森重がFC東京で4バックに入っている。我々も基本的に4バックでプレーするが、ボールを持った時に3-4-3の形になる。
その時に森重の存在が重要になってくる。彼はポリバレントな選手で、センターバックでも中盤の中央でもプレーできる。空中戦に強く、ボールを持った時の質も高い」と発言。今回も基本的に彼をアンカーとして起用する考えを示唆していた。
ところが、6日の新潟合宿スタート直前にDFの要・吉田麻也(サウサンプトン)と若い昌子源(鹿島)がケガで辞退を強いられた。
昌子の代役には2012年ロンドン五輪代表の鈴木大輔(新潟)が追加招集されたものの、守備のリーダー役は不在のまま。となると、吉田とともに2014年ブラジルワールドカップの大舞台を踏んだ森重が一念発起するしかない。本人にもその自覚があるようだ。
「どこで使われるかってのは分かんないし、与えられたポジションでしっかりできる準備はしています。今回は(麻也がいないんで)センターバックかなとは自分なりに思っていますけど、そこでもう1回アピールできれば、(センターバックとアンカーの)両方できることを示せるし、自分にとってはプラスばっかりで、ポジティブに捉えたいですね」