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鎌田大地、ミラン移籍の可能性が薄まったが…
アイントラハト・フランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地が、ミランではなく別のクラブに移籍することになるかもしれない。ビジャレアルに所属するナイジェリア代表MFサムエル・チュクウェゼを獲得することで、ミランが合意に近づいていると、移籍市場に詳しいニコロ・シラ記者が明かしている。
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鎌田は今季限りでフランクフルトとの契約が満了になるため、複数のクラブから関心を示された。最初にボルシア・ドルトムントと合意まで行ったが、最終的にオファーを断って他クラブとの交渉を進めたとされる。そして、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権を獲得したミランと合意し、今月末までにメディカルチェックを受ける見込みとなった。
しかし、同選手の交渉を主導してきたパオロ・マルディーニ氏などが退任するという予想外の事態が発生し保留状態に。契約が遅れている理由は代理人の手続き上の問題との情報もあるが、その間にEU圏外枠が埋まる可能性がある。
EU圏外枠の一つはチェルシーのイングランド代表MFルーベン・ロフタス=チークに使う見通しで、もう一つの枠を巡って鎌田はチュクウェゼなどと争っている。そんな中、シラ記者は「ミランはビジャレアルと再び話し合い、チュクウェゼの獲得で合意に達しようとしている」と報じ、交渉が進んでいることを示唆した。
また、鎌田については「ミランは鎌田大地に疑問を呈している。ミランは日本人選手との契約(年俸300万ユーロの4年契約)を当分の間保留し、EUの圏外枠をすぐに占有しないようにした。その一方で、イタリアの別のクラブが元アイントラハトの選手に声をかけている」と語り、ミランとの交渉が滞っている隙を突き、他クラブが鎌田の獲得に乗り出していることを明かした。イタリアの別の移籍先候補として、ナポリやローマの名前が浮上している。
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