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明治安田生命J1リーグ第18節、FC東京対名古屋グランパスが24日に行われた。ピーター・クラモフスキー監督就任後の初陣となったFC東京は、上位相手に完璧なパフォーマンスを披露し、2-0の完勝を収めている。この試合で、FC東京は復活への光を見出したのかもしれない。（取材・文：小澤祐作）

FC東京、不調が嘘かのような完勝

　11日のガンバ大阪戦を1-3で落とし、リーグ戦3連敗となったFC東京は、成績不振によりアルベル・プッチ・オルトネダ監督を解任。後任には、今季途中までモンテディオ山形を率いていたピーター・クラモフスキー監督を迎え、新たなスタートを切ることを決断した。

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　クラモフスキー・東京の初陣となったのは、24日のJ1第18節、名古屋グランパス戦。両チームのスタメン紹介が始まり、クラモフスキー監督の名前がスタジアムにアナウンスされると、サポーターからは一段と大きな声が挙がった。「頼むぞ！」というような、期待の表れだったのかもしれない。

　FC東京のイレブン、そしてクラモフスキー監督は、そんなサポーターの期待に見事応えてみせた。集中してゲームに入ると、18分にディエゴ・オリヴェイラのゴールで先制。その後も名古屋にほとんど良い形を作らせず、80分に再びD・オリヴェイラがゴールネットを揺らして2-0の完勝を収めた。

　攻撃陣は堅守・名古屋から2点を奪い、守備陣は浦和レッズとの開幕戦以来となるクリーンシート。これ以上ない結果と言っていいだろう。古巣対決となった名古屋の長谷川健太監督は「今日はもうしょうがないなと。色々と手は打ちましたが、何ひとつうまくいかずという感じです」と完敗を認めざるを得なかった。

　それまでの不調は嘘だったのか。そう思うほどFC東京は強かった。では、なぜ上位の名古屋相手に、パーフェクトな勝利を収めることができたのだろうか。