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明治安田生命J1リーグ第18節、浦和レッズ対川崎フロンターレが24日に行われ、1-1の引き分けに終わった。リーグ最少タイの13失点ながら、浦和は得点力不足が響いて3試合連続で引き分けている。果たして、浦和はこの課題をどう解決していくのだろうか。(取材・文:元川悦子)
復調傾向の川崎フロンターレを迎えた浦和レッズ
6月のインターナショナルマッチウィークが終わり、J1リーグは後半戦に突入した。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝のため、消化試合が1試合少ない浦和レッズは、16試合終了時点で勝ち点29の暫定4位。好位置につけた状態で24日のホーム・川崎フロンターレ戦を迎えた。
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今季は大苦戦を強いられている川崎だが、直近では公式戦4連勝と復調気味。マチェイ・スコルジャ監督も難しい戦いになることを覚悟して挑んだに違いない。
今回は右SB酒井宏樹が出場停止ということもあり、そのポジションに明本考浩を回し、左SBに荻原拓也を起用。その前の左MFに髙橋利樹を配置するという秘策を講じた。
「高橋にはハイプレス、引いたところでの守備、背後への抜け出しを求めた」と指揮官はコメントしていたが、川崎の右サイドに家長昭博・山根視来のホットラインがあり、さらに脇坂泰斗や宮代大聖らも絡んで崩してくることを視野に入れ、まずは守備力強化を狙ったのだろう。
そんな中、キックオフされたこの一戦、序盤から主導権を握ったのは浦和だ。切り込み隊長となったのは、右MF大久保智明。開始早々の2分にはホセ・カンテからの落としを受け、カットインして強烈なシュートをお見舞いし、4分には左を駆け上がった荻原の精度の高いクロスに飛びこむ。さらに31分にも彼自身が右サイドから切れ込んで決定的シュートを放ったが、またもネットを揺らすことができない。本人も悔しさが募ったことだろう。