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山田直輝は何を伝えたかったのか? 0-6の惨敗、湘南ベルマーレが失いかけているもの【コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

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 明治安田生命J1リーグ第18節、湘南ベルマーレ対サガン鳥栖が24日に行われ、0-6という大差で湘南は敗れた。自分たちのボールロストをきっかけに前半に2失点を喫し、後半早々にPKを献上。その数分後に投入された山田直輝は試合後、自省を交えて大敗した試合を振り返った。(取材:文:加藤健一)


サガン鳥栖戦「偶然で0-6というスコアにはならない」

サガン鳥栖に0-6で敗れて下を向く山田直輝と湘南ベルマーレの選手たち
【写真:Getty Images】

「点差もありましたけど時間もあったので、1点をすぐに取れればいける」

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 山田はそう意気込んでピッチに立った。18日のYBCルヴァンカップで湘南は反対の立場だった。川崎フロンターレを相手に2点を先行しながら73分に1点を返された。その6分後に山田はピッチに立ったが、相手の勢いを跳ね返すことはできず、試合終了間際に2点を失って敗れている。山田は川崎戦後にゲームの難しさについて話してくれた。

「最後になるにつれて勝っているチームは守りたいという気持ちになるし、負けているチームは点を取りたいという気持ちになるのは当然です。そういうところで押し返せないというか、ちょっと消極的になったことが追いつかれたところにつながった」

 しかし、鳥栖戦では勢いをもたらすどころか、相手の勢いを止めることができずに失点を繰り返した。湘南は相手を上回る20本ものシュートを打ったが、1度もゴールネットを揺らせず。山田は「偶然で0-6というスコアにはならないので、自分たちが見直さなければならないシーンがある」と振り返った。

 気になったのは71分のシーンだ。右サイドから攻撃を作り、町野修斗からパスを受けた大橋祐紀が右足を振り抜いたが、GK朴一圭が右足で跳ね返した。

 次の瞬間、横にいた山田は大橋に詰め寄った。大橋を小突いたようにも見えるこの行動の真意を山田は試合後に明かしている。

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