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欧州では2022/23シーズンが終了し、移籍の動きが活発になってきた。すでに無所属、あるいは今季限りで退団する、いわゆる“フリー”の選手たちは移籍金がかからないため、日本のチームにも獲得のチャンスがあるだろう。今回は、今夏フリーとなる注目選手を5人紹介する(市場価値は『transfermarkt』を参照)。
MF:ハメス・ロドリゲス(コロンビア代表)
生年月日:1991年7月12日
市場価値:600万ユーロ(約8億4000万円)
最終所属:オリンピアコス(ギリシャ)
22/23リーグ戦成績:20試合5得点6アシスト
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2014年、ブラジルで開催されたFIFAワールドカップで大会得点王に輝いた男は、 大会直後にモナコからレアル・マドリードへとステップアップ。名門で10番を背負い、順風満帆なキャリアを歩んでいくように思われていた。しかし、同選手の輝きはそれ以降失われていった。
マドリーでは1年目こそリーグ戦29試合13得点13アシストという素晴らしい数字を残したものの、2年目以降は徐々に出場時間を減らし、バイエルン・ミュンヘンへのレンタルを経て、2020年に退団。2021年にカタールへと移籍して欧州の舞台から去った後、昨年の夏にギリシャのオリンピアコスに加入した。しかし、今年4月にシーズン終了を待たずして、同クラブとの契約を解除し、現在は無所属となっている。
攻守が激しく入れ替わり、よりフィジカル的な強さを求められるようになった現代のサッカーの中で消えていった伝統的な10番のポジション。その象徴のようなプレースタイルをもつハメスは、まさしく時代に淘汰されたと言えるだろう。しかし、彼の持つスキルやセンスが世界のトップレベルにあることは間違いない。2010年のワールドカップでMVPを獲得したディエゴ・フォルランがJリーグに来たように、彼の次の選択肢には日本も含まれるかもしれない。