スペイン特捜部は八百長疑惑がかかっている2011年5月21日のレバンテ対サラゴサの関与人物を15日以内に告訴する意向だとスペイン『アス』が伝えた。既に16人が証言し、残りは6日に行われる元サラゴサで現ビジャレアルのFWウチェの聴取のみという状況になっている。
同紙によると、裁判を早期に開始するために特捜部はできるだけ早く告訴をしたい模様。証言したほとんどの人物が告訴されるとのこと。その前に、特捜部は多数の銀行に対して調査対象の当日にあった金銭の動きの提出を求めるという。
サラゴサ前会長アガピト・イグレシアス氏は、サラゴサ選手9人と当時監督だったアギーレ氏に一人当たり9万ユーロ(約1200万ユーロ)を入金。後にその金額を回収してレバンテの選手に渡していたことが推測されている。また、40万ユーロ(約5500万円)を口座から引き落としたイグレシアス氏に関しては重点的に調査する見込みだという。
3日にはレバンテ側から9人(H・ロダス、イボーラ、X・トーレス、ストゥアニ、カイセド、M・レイナ、ロブステ、セッラ、フアンフラン)が聴取を受けた。最後に証言したフアンフランは検察局の外で報道陣に対して「あの日は何も奇妙なことは無かった。試合は勝とうとしたけど負けた」と語っている。
現セビージャMFイボーラと現ベティスのX・トーレス、そしてロダスは黙秘を貫き、他の6人は「サラゴサ選手と試合前に同意に達するための接触はあったか? チーム内で八百長について話したか? 両チームの主将は試合前かハーフタイムもしくは試合後に話したか? わざと負けることによって相手からお金を受け取ったか?」の質問に対して何も知らないと一貫している。
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