昨シーズンリーグ3位という好成績を残しながら今シーズンは波に乗れないナポリに早くも主力選手に移籍の話題が飛び込んできた。「GOAL イタリア版」が報じている。
1人目は中盤で攻守の柱として活躍してきたMFギョクハン・インラーだ。現在ヘルタ・ベルリンやミランがインラー獲得に興味を示しており、特にミランはトップターゲットとして動向を追っているようだ。
ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOはインラーがインザーギ監督の4-3-3システムの中盤に完璧な人材と考えており、夏にも獲得を目指していたという。ナポリは違約金を1500万ユーロ(約21億円)に設定して流出を防ごうとしている。
2人目はスペイン代表FWホセ・マリア・カジェホン。こちらはアトレティコ・マドリーが獲得に乗り出している。
先月28日のサッスオーロ戦をアトレティコ・マドリーのアンドレア・ベルタSDがスタジアムで観戦しており、冬の移籍市場での獲得も視野にスカウティングを進めていると見られている。アトレティコ・マドリー側は今夏獲得したばかりのアレッシオ・チェルチの譲渡も取引に含める形で獲得を目指すようだ。
選手放出の噂だけでなく獲得候補の情報も流れている。モナコのDFレーバン・クルザワとアンデルレヒトのFWアレクサンダル・ミトロビッチがその候補となっている。
クルザワはモナコの左SBを務めているが、市場価値は800万ユーロ(約11億円)ほどと見られており、買い取りオプション付きのレンタル移籍という形も検討されている様子。
ミトロビッチの市場価値は1200万ユーロ(約17億円)ほどで、アンデルレヒトとの契約を2018年まで残しているうえ、セルビア人のためEUのパスポートを持っていない。現在EU圏外枠が埋まっているナポリにとって多少ハードルの高いターゲットと言えそうだ。
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