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イブラヒモヴィッチが引退後について語る
先日、今季限りでミランを退団することを発表していたイブラヒモヴィッチは、現地時間4日に行われたセリエA最終節のエラス・ヴェローナ戦後に行われたスピーチの中で現役引退を表明した。試合後、イブラヒモヴィッチは記者会見に応じ、その内容を地元メディア『センプレ・ミラン』が伝えている。
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「ミランがしてくれたこと、そして私が一緒にプレーしたすべてのクラブ、代表チームに感謝する」。イブラヒモヴィッチは会見の冒頭で、このように感謝を口にした。
引退を決断したのは「過去10日の間」とし、さらに「たとえピッチ上で終われなくても、私はそれを受け入れた。しかし、今日私が経験したことはあまりにも美しすぎて、一生の思い出になった」と、現役最後の日について語った。
また、低迷していたミランに加入した当時のことをこう振り返る。
「私はこのチームの指揮を執るドライバーとして、大きな責任を持って来た。アメリカではヨーロッパに戻るつもりはなかったが、サッカーに対する情熱が強すぎる私をミノ(・ライオラ=代理人)が説得してくれた」。
そして今後については以下のように語った。
「感情が強すぎるあまり、急いで決断するのは間違っている。夏を満喫して、自分のやってきたことを振り返りたい」
「コーチやディレクターになることは大きな責任。サッカー選手のときは自分らしくいられるチャンスがたくさんあるが、コーチになれば制限される。コーチになったら“フェラーリ”に乗ることはできない。 “イブラ”ならできるかもしれないけどね…」。
数々の伝説と名言を残してきたイブラヒモヴィッチであれば、現役時代と同じように圧倒的な存在感を放つ指導者になることも不可能ではないのかもしれない。最後の表現には、現役引退を迎えても変わらないイブラヒモヴィッチらしさが表れていた。
【了】