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「変わってきている」湘南ベルマーレが1歩前に進んだ証。連敗ストップで見えた光【コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

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 明治安田生命J1リーグ第16節、湘南ベルマーレ対アルビレックス新潟が3日に行われ、2-2の引き分けに終わった。湘南は開始2分に先制したが、逆転を許してしまった。しかし、83分に追いついて連敗を5でストップ。4月1日以来となるリーグ戦勝利とはならなかったが、状況は少しずつ上向いているのかもしれない。(取材・文:加藤健一)


連敗ストップの湘南ベルマーレは「変わってきている」


【写真:Getty Images】

 連敗を5で止めたい湘南はその悪い流れを振り払うかのように、連敗中だった新潟に襲い掛かった。開始1分足らず、タリクのクロスがハンドを誘い、PKを獲得。これを町野修斗が決めて先制に成功した。

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 しかし、2ケ月以上勝利から遠ざかる湘南は、逆転を許してしまう。一瞬生まれた隙を伊藤涼太郎は見逃さなかった。絶妙なスルーパスを谷口海斗に通して30分に追いつかれると、62分には伊藤のCKを谷口が沈めて逆転を許した。

 ただ、勝てない時期が続く中で、ポジティブな要素を見つけられたことも確かだ。「本当にひどいときよりも、やろうとした結果と捉えることもできる」と石原広教は前向きにとらえる。「それ(失点)以外のところは後ろの選手は声が出ているし、そこは一歩チームとして変わってきていると思う」と悲観せずに課題と向き合う大切さを説いた。

 山口智監督も「どう奪いにいくかを準備した中で前半はやってくれた。立ち上がりにPKをとったシーンはそういう感じのシーンだと思います」と攻撃的な選手を投入して同点に追いついたことをポジティブに捉えている。一方で、「失点シーンはいつも言っているやられ方、予測、準備のなさでやられてしまったので、残念の一言に尽きます。最後のセットプレーのところも甘さが出ている」と課題を挙げるのも忘れなかった。

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