イングランド・プレミアリーグ 最新ニュース
2022/23シーズンのプレミアリーグは全日程が終了。マンチェスター・シティが3連覇を果たした。フットボールチャンネルでは今シーズン開幕前に順位予想を行ったが、果たして予想は的中しているのだろうか。今回は、「答え合わせ」しながら各クラブのシーズンを総括する。
ブライトン
【写真:Getty Images】
監督:グレアム・ポッター→ロベルト・デ・ゼルビ
シーズン前予想順位:10位
最終順位:6位(18勝8分12敗)
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9位に終わった2021/22シーズンからの大幅なアップやダウンはないだろうと10位フィニッシュを予想したが、今季のブライトンは想像以上に強かった。
シーズン途中にグレアム・ポッター監督がチェルシーに去ったのは予想外だったが、後任に就いたロベルト・デ・ゼルビ監督がうまくチームを引き継いでいる。“イタリアのペップ”とも称される同監督は、相手を引き込んだところで一気に崩す、いわゆる“擬似カウンター”を植え付けた。もちろん大きなリスクはあったが、ハマった際の破壊力は申し分なく、ポッター時代に比べブライトンの攻撃力は大幅に上昇。総得点数はリーグ4番目に多い「72」を記録している。
イヴ・ビスマ、マルク・ククレジャら昨季の躍進を支えた主力の退団がどこまで響くかが不安要素だったが、モイセス・カイセドが台頭し、ビジャレアルから加わったペルビス・エストゥピニャンが戦力として機能したことで、大きな問題にはならなかった。また、三笘薫がシーズン途中にレアンドロ・トロサールを追い出すほどの存在感を示し、エバン・ファーガソンやフリオ・エンシソといった10代の選手も奮闘するなど、次から次へと魅力的な選手が出てきたことも、ブライトンが強さを維持できた理由となっている。
ウナイ・エメリ監督の元で進化したアストン・ヴィラとの激しい競争の末に、6位でヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得するなど、クラブ史上初の快挙を成し遂げたブライトン。そこに日本代表戦士が絡んでいたことは、我々日本人にとって大きな誇りである。来シーズン以降も引き続き注目していきたいクラブの一つだ。