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イニエスタが退団を決断した理由とは
ヴィッセル神戸は25日に会見を行い、元スペイン代表のアンドレス・イニエスタが今夏限りで退団することを正式に発表した。イニエスタは2018年7月にバルセロナから神戸に加入して以来、約5年間で公式戦133試合に出場し、2019年シーズンにはクラブの天皇杯初優勝にも貢献している。
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「こんにちは、皆さん」。日本語でそう言ってイニエスタはスピーチを始めた。
まずイニエスタは、加入時、そしてそれ以降の神戸での日々を振り返り、神戸に来たことを「人生の中で最高の決断の一つ」と、表現した。この5年間では、タイトル獲得やAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場などの良い経験だけでなく、なかなかチームが勝てない苦しい時期も経験したが「その経験がチームと仲間たちをより強くしてくれた」と、神戸での時間を振り返った。
退団に至った経緯については以下のように語った。「ここで引退する姿を想像していた。しかし、時に物事は願望通りにはいかないもの。まだまだピッチに立ち続けたかったし、激しいトレーニングをしてピッチに立つ準備をしてきたつもりだったが、監督の優先順位は異なり、それが自分に与えられた現実で、リスペクトを持って受け入れた。最終的には競技面での現実と、プレーへの情熱を掛け合わせ結果、ここを去ることがベストな決断だと、クラブとの話し合いの末に決めた」。
その後イニエスタは、家族、神戸の選手、スタッフ、サポーター、三木谷浩史会長、Jリーグのサポーターや日本の皆さんへとそれぞれに深い感謝を伝え、途中涙ぐんで言葉に詰まる場面もあった。そして今後も神戸や日本との関係を継続していきたいという気持ちを明かした。
今後の自分自身の動向については「まだ分からない」としながらも、「サッカー選手としてプレーし続けたい」と現役は続行する意向を示した。
そして最後に日本サッカーの未来について記者から問われたイニエスタはこう答えた。このリーグに対してはポジティブなことしか思い浮かばない。自分のベストの環境の中でやり続けたいという思いできたが、そういった環境が整っているリーグだと思う。世界のサッカーリーグについて考えたときに頭に浮かぶようなリーグになってくれればと思う。個人的には、常にベストコンディションを要求される環境であったことに感謝している」。
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