マンチェスター・ユナイテッド最新ニュース
プレミアリーグ第37節、ボーンマス対マンチェスター・ユナイテッドが現地時間20日に行われ、アウェイのマンUが1-0で勝利した。3試合勝利がなかったアウェイゲームで勝ち切ることができたマンUだが、内容は決して十分なものではなかった。今のマンUには何が不足しているのだろうか。(文:井上泰輔)
マンチェスター・ユナイテッドがCL出場権獲得へ大きく前進
トップ4争いの真っただ中でシーズン最終盤を戦っているマンUは、ボーンマス戦で勝ち点3獲得に成功し、同時刻キックオフで5位のリバプールが引き分けたため、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく前進した。残り2試合で勝ち点1でも獲得すれば、来季は2シーズンぶりにCLの舞台に返り咲くことができる。
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ただこの試合、マンUの勝利は内容の伴ったものではなかった。
マンUは前半立ち上がり、ボールを保持して主導権を握った。それほど積極的に前線からプレスをかけてこないボーンマスの守備に対して、左サイドを中心に前進して押し込んだ状態を作った。
すると9分、先制点が生まれる。クロスのセカンドボールを拾ったヴィクトル・リンデロフから、クリスティアン・エリクセンがパスにパスが通る。すると、そのタイミングでカゼミーロがDFの背後に飛び出し、そこにエリクセンがループパスを供給した。DFに1度弾かれたが、浮いたボールをカゼミーロがジャンピングボレーで決めてみせた。
こうして幸先よく先制に成功したマンUだったが、その後ゲームをコントロールし続けることはできず、徐々にボーンマスに押し返されていった。いくつかチャンスは作ったが、追加点を取るには至らず、あわや同点というシーンを招き、GKダビド・デ・ヘアに救われるシーンも見られた。結果的に1点差で勝ちはしたものの、このような試合内容に終わってしまった原因はどこにあるのだろうか。