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「もっと稼がないと」長友佑都が後輩から学んだ姿勢とは?FC東京が徹底したすべきこと【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

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明治安田生命J1リーグ第13節、FC東京対川崎フロンターレが12日に行われ、2-1でFC東京が勝利した。Jリーグ開幕から30年という節目に国立競技場で行われた多摩川クラシコに、長友佑都はFC東京を強くしたい、何としてでも勝ちたいという強い思いを背負って臨んでいた。(取材・文:藤江直人)


Jリーグ開幕を観た6歳の長友佑都少年


【写真:Getty Images】

 6歳のときの記憶だから、さすがに曖昧になっている。それでも、テレビ画面の向こう側から伝わってきたまばゆい輝きだけは、いまでもはっきりと覚えている。

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 1993年5月15日に旧国立競技場で行われた、ヴェルディ川崎と横浜マリノスによる歴史的なJリーグ開幕戦。サッカーを始めて間もない当時小学校1年生の長友佑都は、生まれ育った愛媛県西条市内の自宅でテレビの前に釘づけになりながら、スター選手たちの競演に胸をときめかせていた。

「カズ(三浦知良)さんとかラモス(瑠偉)さんとかキラキラした選手たちが活躍していて、サッカーをやっていればカッコいいなと、僕もあの舞台に立ちたいと夢を抱きましたよね」

 30年前の記憶を長友が笑顔で明かしたのは、12日に新国立競技場で行われた川崎フロンターレ戦後の取材エリアだった。FC東京との「多摩川クラシコ」は、リーグ戦で41回目を迎えた今回は「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」とも銘打たれ、5万6705人の大観衆が詰めかけていた。

 新旧の違いこそあれ、満員の国立競技場で歴史に残るメモリアルマッチに関われた。右サイドバックとして先発フル出場した36歳のベテランは、運命的な巡り合わせに言葉を弾ませた。

「30周年の節目を迎えたJリーグの試合で、自分が国立競技場の舞台に立てている。何か不思議な感じがしますよね。子どものころはなかなか想像なかなかできなかったし、学生時代に僕を見た人たちも同じ気持ちでしょうね。頑張っていれば夢はかなうものだとあらためて思っています」

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