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久保建英 2年前

久保建英は“ソシエダのメッシ”。ジローナを圧倒した変幻自在なプレーの数々【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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ラ・リーガ第34節、レアル・ソシエダ対ジローナが現地時間13日に行われ、2-2のドローに終わった。サッカー日本代表MFの久保建英はフル出場。全得点に絡むなど、圧倒的な存在感を放った。日程がそれほど厳しくなくなり、良いコンディションを保てる今、久保はソシエダのメッシと呼びたくなるほどのキレを誇っている。(文:小澤祐作)


レアル・ソシエダが勝ち点2を落とす


【写真:Getty Images】

 レアル・ソシエダにとってはもったいない試合となった。

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 ホームに好調ジローナを迎えたソシエダは、開始わずか5分でPKを獲得し、これをミケル・オヤルサバルが決めて先制。そして24分にはダビド・シルバが追加点を決めるなど、これ以上ない形の入りをみせた。

 しかし、今季のジローナは失点数こそ多いが、総得点数でリーグ4位につけるチームであり、そう簡単には倒れない。ソシエダはその攻撃力に耐えられず、前半だけでスコアを振り出しに戻されてしまった。

 久保建英は試合後、2点リードした後の戦い方について「コミュニケーション不足」を指摘していた。高い位置からのプレスを継続するFW陣に対し、それより後ろの選手たちがうまく連動できず、ジローナに反撃を許してしまったのだ。

 後半もソシエダはチャンスを作り、短時間とはいえ、オリオル・ロメウが退場したことで87分以降は数的優位な状態で戦うこともできた。しかし、GKパウロ・ガッサニーガの好セーブもあり、最後まで3点目を奪えず。チャンピオンズリーグ(CL)出場権確保に向け、手痛い勝ち点1獲得に留まった。

 そんなジローナ戦で、ひときわ大きな存在感を放っていた選手がいた。それが、日本代表MF久保建英である。贔屓目なしに、この日の同選手はスーパーだった。

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