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なぜアーセナルは大量失点が続いているのか。外れた思惑と自滅に近いミス【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第32節、アーセナル対サウサンプトンが現地時間21日に行われ、3-3の引き分けに終わっている。首位と最下位の対戦だったことに加え、アーセナルはサウサンプトンに対して相性抜群だった。しかし、結果はギリギリの引き分け。なぜアーセナルは再び勝ち点2を失ったのだろうか。(文:安洋一郎)


思惑が外れたアーセナル

【写真:Getty Images】

 「3失点をすれば、試合に勝つのはとても難しくなる」

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 試合終了後にミケル・アルテタ監督が残したこのコメントが今節サウサンプトン戦の全てだ。

 プレミアリーグ第32節アーセナル対サウサンプトンの一戦は、首位と最下位という明暗がはっきりと分かれているクラブ同士の対戦。加えてアーセナルはトップリーグにおけるホームのサウサンプトン戦は直近27試合で無敗と好相性の相手だった。

 前前節のリバプール戦、前節ウェストハム戦の両ゲームは、試合途中からアウェイの空気に飲み込まれたことも追いつかれた要因の一つだった。しかし、今節はホームでの一戦。アーセナルが地の利的にも有利だと思われていた。

 そんな思惑は試合開始からわずか“27秒”で外れる。GKのアーロン・ラムズデールのパスミスを逃さなかったカルロス・アルカラスに先制ゴールを決められた。

 この守護神のミスが今節のプランを壊した。

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