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湘南ベルマーレ小野瀬康介は決定機逃す
明治安田生命J1リーグ第8節、湘南ベルマーレ対横浜F・マリノスが15日に行われ、1-1の引き分けに終わった。湘南は立ち上がりから激しいプレッシャーをかけて主導権を握ったが、先制できず。反対にリードを許す展開になったが、同点に追いついて勝ち点1を手にしている。
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後半立ち上がりはマリノスが主導権を握る展開となり、湘南の山口智監督は3枚の交代カードを準備していたが、交代直前に失点してしまった。直後に畑大雅、奥野耕平、小野瀬康介の3人がピッチに投入された。
小野瀬は前線とのいい距離感を保ちながら、積極的に相手DFの背後へ飛び出すことで攻撃を活性化していた。81分には杉岡大暉のクロスをニアサイドに飛び込んだ山田直輝が触れ、鈴木章斗がゴールに流し込んだ。72分に投入された山田と鈴木が同点弾に絡んだ形となった。
同点に追いついた湘南には、逆転するチャンスもあった。90分には鈴木からのパスを受けた小野瀬が町野とワンツーでゴール前に。最後は左足でゴールを狙ったが、惜しくも右に外れてしまった。
「僕が一番そう(悔しさを)感じている。そういう日もあるけど、シンプルにしんどかった」
試合後、小野瀬は率直な心境を明かしてくれた。今季は6節まで全試合に先発していたが、前節は今季初の欠場に。「1週間、怪我や体調不良が重なった。そこから3日間で仕上げたので、多少コンディションのところもきつかった」と話す。
2週間ぶりの出場でチームを勝利に導くことはできなかったが、湘南というチームの成熟度を感じさせる試合だった。昨季はホームで1-4、アウェイで0-3とコテンパンにされた相手に対し、がっぷり四つの戦いを演じた。小野瀬は「個人的には苦手なチームではなかったし、チャンピオンだからとリスペクトしすぎず、自分たちの戦いができた」と試合を振り返っている。
湘南は今季の成績を2勝4分2敗とした。いい戦いぶりを見せているものの、白星が先行しない。「まずは失点しない。前半の立ち上がりが良かったのでそこで1点を取れたら違っていた。(湘南は前節まで)一番点を取っているチームですけど、勝つためには失点しないところと点を取るところ、両方やっていかないといけない」。小野瀬の言葉通り、勝負所での1点が勝敗を大きく分ける結果となっている。
(取材・文:加藤健一)
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