浦和レッズ 最新ニュース
マチェイ・スコルジャ監督を招聘した今季の浦和レッズは、明治安田生命Jリーグで連敗スタートから4勝1分と上昇に成功した。強固な守備が光る一方で、公式戦10試合でわずか9得点と攻撃面で課題を残す。AFCチャンピオンズリーグ決勝を控えるチームは、何に課題を感じているのだろうか。(取材・文:ショーン・キャロル)
手強いチームへと変貌した浦和レッズ
浦和レッズの2023年シーズンのスタートは、FC東京と横浜F・マリノスとのアウェイ戦で0-2の連敗を喫し、幸先の良いものとは言えなかった。しかし、マチェイ・スコルジャ監督率いるチームは、4月9日にアウェイで名古屋グランパスと0-0で引き分けるまで8試合負けなしと好調を維持している。
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その結果、J1では首位を走るヴィッセル神戸と勝ち点3差に迫り、上位陣の一角に食い込んだ。しかし、昨年8月25日に行われたAFCチャンピオンズリーグ準決勝でレッズが全北現代モータースをPK戦で下して以来、8ヶ月を経てアジア大陸での戦いに戻るため、国内のことは一度後回しにしなければならない。
15日に、ミハイロ・ペトロヴィッチ前監督と北海道コンサドーレ札幌を、その4日後にYBCルヴァンカップで湘南ベルマーレをホームに迎えるレッズは、次の週末に調子の上がらない川崎フロンターレとのアウェイゲームに臨む。そして、4月30日には、リヤドでサウジアラビアのアル・ヒラルと7年ぶり3度目のアジア最終予選の1stレグを戦う。
昨夏、ホームで決勝戦に導いたリカルド・ロドリゲスはもちろんクラブを去ったが、就任当初は不安定だったスペイン人の後任スコルジャは、徐々に自分のやり方を理解し、レッズをますます手強い相手へと変えているようであった。
3月18日、浦和駒場スタジアムでアルビレックス新潟に2-1で勝利した試合後、DFアレクサンダー・ショルツは「戦術的な違いはたくさんありますよ」と話してくれた。