前半で1-2。ベンチから仲間を力強く鼓舞する香川
香川真司のプレーの嫌らしさについて、試合の後で内田篤人は次のように語った。
「ウチのボランチが行っても慌てないですし、ターンする、貰う位置っていうのはやっぱり深い位置かなって思います。
彼が入ると、彼だけのプレーじゃなくて、他の回りの選手の動き出しっていうのが早くなるので、まあ、信頼されているなというか、アイツからボール出てくるのはみんな分かっているな、っていう気はしました」
2014年9月27日、167 回目のルール・ダービー、アウェイのシャルケでの一戦を、ドルトムントは1-2のスコアで落とした。
ドルトムントの先発は次のとおり。
【GK】バイデンフェラー【DF】ピシュチェク、スボティッチ、フンメルス、ドゥルム、【MF】ベンダー、ギンター、グロスクロイツ、ラモス、【FW】オバメヤン、インモービレ。
フンメルスが今季初の先発に名を連ねる。香川真司はベンチスタートとなった。
10分、早くもシャルケに先制される。アオゴの左のCKから、フンメルスのマークを外したマティプに、ヘッドでボールを叩き込まれる。
さらに23分には、追加点を決められてしまう。フンテラールのヘッドをバイデンフェラーが弾いたところを、ラモスがクリア・ミスをし、最後はチュポ・モティングに蹴り込まれる。
しかし26分には、ラモスの右からの折り返しを、オバメヤンが走り込んで流し込んだ。1-2のスコアで前半戦を終える。
ベンチからのスタートとはなったが、香川の士気は衰えてはいなかった。前半終了の笛が鳴ると、香川はピッチの中に入り、引き上げてくるドルトムントの選手達を出迎える。ヨイッチと共に、力強く仲間を鼓舞する香川の姿があった。