FIFAワールドカップカタール2022　最新ニュース

アルゼンチン代表の優勝で幕を閉じたFIFAワールドカップカタール2022。そこから4ヶ月が経とうとしているが、同大会でブレイクした選手たちはどのような時を過ごしているのか。今回はカタールW杯で名を上げた5人をピックアップし、現状を整理する。（成績、市場価値は『transfermarkt』を参照。情報は3日時点）

MF：ソフィアン・アムラバト（モロッコ代表／フィオレンティーナ）

生年月日：1996年8月21日（26歳）
市場価値：2500万ユーロ（約35億円）
22/23リーグ戦成績：25試合0得点0アシスト
カタールW杯成績：7試合0得点0アシスト

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　FIFAワールドカップカタール2022でサプライズ躍進を果たしたのがモロッコ代表だ。ベルギー代表を下すなどしてグループリーグを首位で通過すると、勢いそのままにラウンド16でスペイン代表、準々決勝でポルトガル代表を撃破。アフリカ勢初のW杯ベスト4入りを果たし、世界を驚かせた。

　そんな歴史的快挙の立役者となったのが、MFソフィアン・アムラバトである。同選手は中盤の要としてカタールW杯の全試合でフル出場を達成。強靭なフィジカル、抜群の運動量、そして機動力を武器に他国にとっての悩みとなり続け、一気に自身の評価を高めてみせた。大会後には元イタリア代表のレジェンドであるジェンナーロ・ガットゥーゾから「W杯のアムラバトには感動した。まるでかつての私のようだ」と大絶賛されている。

　W杯後のアムラバトはバルセロナ移籍も噂されたが、結局は実現せずフィオレンティーナに残留している。クラブでは主に守備面で多くのタスクを任されているがゆえに微妙なパフォーマンスが続く時期もあったが、ここ最近は凄みを取り戻しており、現在はリーグ5連勝に貢献している。また、先月25日にはモロッコ代表の主力としてブラジル代表撃破にも貢献。ビッグクラブからの関心が薄れることはなさそうだ。