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平岡大陽がサッカーU-22日本代表で得た経験
明治安田生命J1リーグ第6節、湘南ベルマーレ対ガンバ大阪が1日に行われ、4-1で湘南が勝利を収めた。62分から出場した平岡大陽は、流れが良くなかった湘南にエナジーを加え、チームの勝利に貢献した。サッカーU-22日本代表として欧州遠征に参加していた平岡は、現地で得た経験を語っている。
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「本当にいろいろなことを感じて、改めて自分はまだまだ実力が足りないと分かった。それを活かすも殺すも自分次第。今日に関しては球際の部分でバテて負けてしまうところもあった。ファン・アラーノ選手は(身体を)当てても強くて、向こう(欧州)の選手に似ているなと。ああいう選手にも真っ向から勝負して勝てないといけない」
U-22日本代表は欧州遠征でU-22ドイツ代表とU-22ベルギー代表と対戦した。平岡はU-22ベルギー代表戦に先発起用されるも、前半だけでベンチに下げられている。「チームと代表ではやっていることが違うので、順応には苦しみました。対応の仕方や実力の差もあるし、慣れもあると思う。実力不足ですね」と代表チームで活躍する難しさを感じている。
「人のせいにするのは簡単なんですけど、矢印を自分に向けて次にどうするかが大事」とも話す。そのマインドこそが、代表活動直後のこの試合へとつながったのだろう。「ヨーロッパ遠征をしたからといってすぐにうまくなるわけでもないけど、気持ちの面ではちょっとずつ余裕が出てきているのかもしれない」と話した。
湘南では今季、すでに2得点を挙げている。「ゴールに向かうアグレッシブさは僕の良さなので、それをなくしたら(試合に出るのは)僕じゃなくていい。今年の目標は年間を通じて試合に出続けること。実力が急に上がったとも思っていないので、コツコツやるだけ」。実力不足を認めながら、向上心を露わにする。20歳らしからぬ謙虚で丁寧な受け答えの中に、野心が垣間見えた。
(取材・文:加藤健一)
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