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サッカー日本代表は3月のキリンチャレンジカップ2023を1分1敗で終えた。多くの課題が残り、サポーターを失望させる結果となったが、とくにガッカリ感の大きかった選手は誰なのか。今回は、ウルグアイ代表戦とコロンビア代表戦で期待ほどの活躍を見せることができなかった選手をピックアップする。
GK:シュミット・ダニエル(シント=トロイデン/ベルギー)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年2月3日(31歳)
ウルグアイ代表戦:フル出場
コロンビア代表戦:フル出場
日本代表通算成績:13試合11失点
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FIFAワールドカップカタール2022で守護神を務めた権田修一と長く日本代表を支えてきた川島永嗣が不在となった3月シリーズでは、谷晃生と大迫敬介に出番は与えられず、2試合ともシュミット・ダニエルがゴールを守った。カタールW杯で2番手だったことを考えれば当たり前のことだが、森保一監督からの信頼が厚いことがうかがえる。
ウルグアイ代表戦では1失点。フェデリコ・バルベルデにスーパーな技術を見せつけられ、ノーチャンスだった。その他に危険なシーンはほとんどなかったが、気になったのはビルドアップ面。雨の影響もあったか、とくにロングフィードの精度を欠いていた印象だ。
コロンビア代表戦では2失点。こちらも相手のシュート精度を褒めるべきで、ほぼ責任はなかった。ただ、ウルグアイ代表戦同様にビルドアップは安定せず、前半には詰まっているにもかかわらず無理に伊藤洋輝にパスを出し、ヒヤリとしたシーンもあった。また、クロスボールに対し飛び出すも触れられず、あわや失点といった対応もみせてしまった。
好セーブもあったが、2試合通して強みとされていた足元が安定しなかったのは残念だ。上記した伊藤へパスを出したシーンはもっとシンプルな選択をしてもよかったはずで、判断力にも課題が残る。谷や大迫だけでなく、ポルトガルでは中村航輔が活躍しているなど、GKのライバルは豊富。新生日本代表の守護神定着へ、まだまだ油断はできない。
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