サッカー日本代表　最新ニュース

　サッカー日本代表は28日、キリンチャレンジカップ2023でコロンビア代表と対戦する。24日のウルグアイ代表戦では目下不動のレギュラーと目される遠藤航と守田英正がボランチに据えられた。後塵を拝す田中碧は「連続性は出していかないといけない」とコロンビア代表戦で活躍するイメージを膨らませている。（取材・文：元川悦子）

苦境に立たされる田中碧

【写真：田中伸弥】

　2026年の北中米ワールドカップ（W杯）に向け、本格始動した新生日本代表。今日28日のコロンビア代表戦は3月シリーズ最後の一戦となる。

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　ウルグアイ代表戦は西村拓真の同点弾で1-1のドローに持ち込んだが、シュート4本と消化不良感の濃いゲームとなった。それでも、森保一監督はその初陣でトライした4-2-3-1とサイドバック（SB）が中に絞ったビルドアップの継続を宣言。戦術浸透を図りながら、結果を追い求めていく覚悟だ。

　とはいえ、コロンビア代表は手強い相手。「中盤のところがウルグアイ以上に激しくプレスに来る印象」と伊藤洋輝も語っていたが、より賢く戦っていかないと新戦術適応どころか、ボール保持もままならず、劣勢を強いられる可能性も否定できない。中盤のかじ取り役であるボランチ陣の統率力がより重要になってくるだろう。

　今回はキャプテンマークを巻く遠藤航が引き続きピッチに立ち、もう１枚は田中碧が先発すると見られる。

　昨年のカタールＷ杯ではスペイン代表戦で値千金の逆転ゴールを奪い、「次のＷ杯までには化け物になって戻ってきたい」と語気を強めた彼だが、その後の所属先ではやや苦戦気味だ。デュッセルドルフは目下、ドイツ2部4位で昇格可能性が完全になくなったわけではないが、かなりの苦境にいるのは確かだ。