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サッカー日本代表、三笘薫はブライトンのように活躍できない? 「いい形が何か分からないまま」

text by 編集部

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【写真:Getty Images】



三笘薫は不発

 サッカー日本代表は24日、キリンチャレンジカップ2023でウルグアイ代表と対戦し、1-1の引き分けに終わった。ブライトンで活躍する三笘薫は先発起用され、得意のドリブルで見せ場を作ったが、ゴールに絡むことはできず。クラブとの違いを実感する結果となっている。



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「強度が低い試合でしたけど、相手の球際やうまさは感じました」と、世界最高峰のレベルを日常とする三笘はこの試合を振り返る。さらに、「後半少しいい形で押し込めたシーンはありましたけど、チャンスは少なかったし、シュートも僕自身打てなかった」と課題を挙げた。
 ドリブルで仕掛ける場面が何度かあった一方、いい形でボールを受けられず、前を向かせてもらえないシーンが多かった。「いろいろなやり方を試しながらやっていましたけど、結局一番いい形は何なのかが分からないまま終わったところもある」と言う。連係面はまだ発展途上で、ブライトンとも勝手が違うことを認めている。

「ワールドカップが終わって、自信は少しずつ増している。それをピッチ内で表現しようと思いましたけど、やっぱり代表は代表で難しい。いつもやっている戦術ではないですし、2日だけ練習してやっていくので難しいところがある。ブライトンでやっていることを出せないと『代表ではできない』と言われるので、言われないようにしたい」

 ロベルト・デ・ゼルビ監督率いるブライトンでは、個々の役割と原理原則が細かく落とし込まれており、特に三笘を含めた両サイドの選手の特徴が活きやすい形を作っている。一方で日本代表はたった2、3日の練習をした直後に試合を迎えるという厳しい日程。最低限の準備期間で最大限のパフォーマンスを発揮するのは見ている以上に難しいところがあるはずだ。

 ただ、三笘にかかる期待は大きい。6万人を超える大観衆が集まったこの日の国立競技場で、一番大きな声援を受けていたのが三笘だった。「あれだけ期待してくれて、大きな声援をくれるのは光栄なこと。それを結果で応えるのが一流だと思うし、(今日は)その器ではなかったので、次は頑張って取り戻す」と巻き返しを誓う。

(取材:元川悦子、構成:編集部)

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【了】

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