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早くに才能を見出され、ビッグクラブに渡る選手は少なくない。そのままスターへの階段を上がっていく選手がいる一方、満足いく出場機会を得られぬままレンタル移籍を繰り返すなど、その後のキャリアを難しくしてしまう選手もいる。今回は、アーセナルの青田買いによって潰れてしまった逸材を紹介する。
FW:ジル・スヌ(トーゴ/フランス)
【写真:Getty Images】
生年月日:1991年3月30日
加入日:2008年1月31日(16歳)
所属元:シャトールーユース(フランス)
通算成績:2試合0得点0アシスト
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ジル・スヌは2008年冬のアーセナル加入時にメディアから「ティエリ・アンリの再来」と最高峰の評価を受けていた。その期待に応えるように2009年のFAユースカップとリーグ戦の二冠達成の立役者となり、年代別代表ではアントワーヌ・グリーズマンやアレクサンドル・ラカゼットらを差し置いて背番号10を背負い、2010年のU-19欧州選手権では母国を優勝に導いている。
間違いなくアーセナルとフランスを背負って立つ存在になると思われていたが、彼が描いていた輝かしいキャリアは右膝の軟骨の負傷などによって停滞する。結果的にアーセナルではリーグカップとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の計2試合の出場に留まり、プレミアリーグデビューを飾ることができないままチームを去った。
2011年夏のアーセナル退団後にプレーしたロリアンやアンジェでも控え選手としての起用が大半となり、トルコを経て現在はアーセナル加入前に所属していたシャトールー(フランス全国選手権/3部)でプレー。かつては爆発的なスピードを武器にしていた同選手だが、現在はその長所が失われ、プレーメイカーとしてインサイドハーフを主戦場としている。
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