4得点を奪って勝利
U-21日本代表は25日、アジア大会決勝トーナメント1回戦でパレスチナと対戦した。
グループリーグを2勝1敗の2位で突破した日本。準々決勝進出をかけたこの日、立ち上がりから攻め込み相手ゴールに迫る。
13分、左からのFKに走り込んだ鈴木武蔵がフリーでヘディングシュートを放つも枠を捉えられない。
15分には野津田岳人が得意の左足で狙うも、これも外れた。
それでも17分、バイタルエリアでパスを繋ぐと、鈴木武蔵とのワンツーから遠藤航が蹴り込んで先制点を奪った。
24分には鈴木がネットを揺らすも、これはオフサイドの判定でノーゴール。
27分、CKのサインプレーの流れからクロスが上がると、鈴木が打点の高いヘディングでゴール。今度は得点が認められ2-0とした。
日本は左サイドを起点にしながら、いいポジションをとる中島翔哉がフリーでボールを受ける。そこから中央や逆サイドを活かしてゴールを目指した。
後半も日本ペース。3分に大島僚太が高い位置で奪ってラストパス。鈴木のシュートはGKにセーブされた。
17分、日本はキャプテンの大島に代えて矢島慎也を投入する。4-2-3-1にして中島がトップ下、矢島が左サイドに入った。
28分には鈴木を下げて荒野拓馬をピッチに送り込んだ。すると直後の30分、荒野が仕事を果たす。左サイドのスペースに送られたボールを受けると、コースを突くシュートを決めてリードを3点に広げた。
36分にも追加点を奪う。ボールホルダーをどんどん追い越してチャンスを作ると、野津田のシュートのこぼれを原川力が決めて4-0
40分、野津田に代えて今大会初出場の吉野恭平を投入する。
試合はこのまま4-0で終了し、日本がベスト8進出を果たした。
無失点で終えたものの、バイタルエリアでパスを繋がれる場面もあった。コースは消していたため枠に飛ばされるシュートはほとんどなかったが、バイタルエリアまで運ばせない守備をチーム全体で共有したい。
【了】