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キーワードは“共有”。創立20周年へ新たなロゴを発表したMLS。ブランド戦略とともに世界トップリーグを目指す

リーグ創立20周年となる2015年シーズンへ向けて、MLSが新たなロゴとブランド戦略を打ち出した。シンプルなデザインによって自由にカスタマイズできるロゴは、成長を続けるMLSの手助けとなるのだろうか。

text by ダン・オロウィッツ photo by Getty Images

創立20周年へ、新たなブランド“MLS NEXT”を発表

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新しいロゴはクリーンでモダンなイメージを持っている【写真:Getty Images】

 9月18日の朝、米国のサッカーファンは待ち望んだMLSの新たなブランド戦略とともに目覚めた。

 午前5時、リーグのウェブサイトで“MLS NEXT”ブランドの概要と新ロゴだけでなく、ロゴの作成と大ヒットサッカーゲーム「FIFA 15」とのパートナーシップ契約について派手な動画を掲載して発表した。

 このタイミングでの発表はベストだった。フランク・ランパードとダビド・ビジャのニューヨーク・シティFC、カカのオークランド・シティSCというスターを抱える新たな2チームを加えてMLSは20周年を迎える。

 そして、来シーズンを戦う予定の21クラブ(運営問題を抱えているチバスUSAは参加を推定)のうち、16クラブはサッカー専用スタジアムでプレーし、全国放送によってこれまで以上のファンが観戦出来るようになるのだ。

 かつてのMLSロゴ(実に古くさい、ボールを蹴っている足を描いたロゴは1994年のリーグ創設以来ほとんど変化がなかった)は、MLBやNBAといった確立されたリーグに気を使っているかのような陳腐なものでしかなかったが、新しいロゴはクリーンでモダンなイメージを持っている。

 さらに、この新ロゴはどのクラブのエンブレムにも馴染むことが出来るだろう。各チーム用にカスタマイズされた配色は2015年仕様のユニホームを彩り、スポーツの速度を表現した斜線と3つの星(クラブ、カントリー、コミュニティーの繋がりを意味している)がアクセントを加えている。

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