セリエAのローマに所属するイタリア代表MFアレッサンドロ・フロレンツィが21日、ホームで行われたリーグ第3節のカリアリ戦(2-0でローマの勝利)でゴールを決めた後、観客席で初観戦した祖母に駆け寄り、熱い抱擁を交わすパフォーマンスを見せた。同日の欧州メディアが一斉に報じた。
前半10分に同僚のイタリア代表FWマッティア・デストロのゴールをお膳立てしていたフロレンツィは、その3分後、自ら今季初ゴールを決めると観客席で見守った82歳の祖母に駆け寄り、ハグをプレゼントした。
観客席まで挨拶に来ることを条件に初観戦に訪れたというフロレンツィの祖母は、この直後、うれしさのあまり泣き崩れた。
フロレンツィは観客席に入ったことで主審から警告を受けたが、ローマのルディ・ガルシア監督は「彼のセレブレーションは感情のこもったものだった。彼はイエローカードの罰金を払うことになるが、プライスレスだったと信じているだろう」と擁護。フロレンツィは最大級の祖母孝行を見せた。
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