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イタリアが誇る名門クラブであるミランは、これまで数々の著名な選手を獲得してきた。額面通りの活躍を見せた選手もいれば、期待を裏切った選手も少なくない。ここでは、ミランが高額な移籍金を支払って獲得したものの、それに見合う活躍ができなかった選手を紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照
FW:クシシュトフ・ピョンテク(ポーランド代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年7月1日
移籍金:3500万ユーロ(約42億円)
在籍期間:19年冬~20年冬
リーグ戦成績:36試合13得点1アシスト
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クシシュトフ・ピョンテクの名は突如として世界に響いた。2018年、母国KSクラコヴィアからジェノアにやって来た同選手は、セリエA第2節エンポリ戦から同第8節パルマ戦まで7試合連続得点を記録。一気にビッグクラブ注目の的となったのである。
そんなピョンテクに触手を伸ばしたのが、ゴンサロ・イグアインのパフォーマンスに不満を抱き、新たなストライカーを探していたミラン。2019年1月に3500万ユーロ(約42億円)とされる移籍金でジェノアから引き抜いている。そして、晴れて名門クラブの一員となったピョンテクは、ミラン加入後もゴールを生産。クラブに希望を照らす存在と思われた。
しかし、呪われた背番号9を身に着けた2年目は大失速。ゴールが遠く、クラブ悩みの種となってしまったのだ。そして、2020年1月に新エースとしてズラタン・イブラヒモビッチがチームに合流すると、同選手のミランでの冒険は完全に終了。わずか1年の在籍でヘルタ・ベルリンへ去ることになった。
ストライカーとしてのシュートセンスは確かなものがあったが、その他の引き出しは決して多くなく、最前線で孤立してしまうことが多々。いわゆるゴールを奪うことに特化したタイプなため、周りの選手がボールを届けてくれないとほぼ何も貢献できなかった。同胞ロベルト・レバンドフスキ2世とも称されたピョンテクはまさに、彗星の如く現れ彗星の如く去って行った、そんな選手であった。
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【了】