「自己採点は半分以下」。潔く振り返る本田
ゴール前を死守しながらテベスにシュートをねじ込まれ、ミランが1点を追うも流れが変わらなかったユベントス戦の後半38分、パッツィーニの投入にあたって本田に交代が命じられる。
3週間前のラツィオ戦ではスタンディングオベーションで彼を迎えたサン・シーロのスタンドからは、まばらながらブーイングも沸いていた。
仕方のないことではあった。25分にヘディングシュートを放ってブッフォンを強襲し、ミラン唯一のチャンスを作っていたが、それ以外のところで仕事は出来ずじまい。
後半にはボールロストからの被カウンターや、またパスミスなども多くなり、スタンドの落胆を呼んでいた。
開幕から2戦連続ゴールと期待された中、不発に終わったこの試合。しかし本田はミックスゾーンできちんと止まり、正々堂々と取材対応をしていた。
「自己採点? 試合も負けましたし、納得出来る点数じゃないんでね。半分以下だと思います」。潔いものだった。
その中で一つ、ユベントス戦を振り返る上で本田が気になる一言を残した。
「前半と後半が全く異なった試合になったかなと。まあもうちょっと後半は攻撃的に行けたかなってのは、身体的な問題なのか、それとも戦術的な問題なのか、もう少しそこは分析しないといけないと思うんですけど」
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