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セリエAを19度制覇(歴代2位タイ)し、 UEFAチャンピオンズリーグ(UEFAチャンピオンズカップを含む)をレアル・マドリードに次ぐ7度制覇するなど、ACミランはイタリアを代表する名門としてその地位を確立している。こうした長い歴史においてアカデミー出身の選手がクラブに与えた影響は大きく、これまでにも多くのクラブ生え抜きの選手がチームの主軸を担う存在へと成長している。今回は、21世紀以降に在籍した選手の中から厳選したアカデミー出身の最高傑作を紹介する。(在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参考。出場成績は2023年2月26日時点)。
DF:アレッサンドロ・コスタクルタ(元イタリア代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1966年4月24日
在籍期間:1985年7月~2007年7月
通算成績:663試合3得点6アシスト
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抜群のポジショニングとカバーリングで長きに渡ってミランの最終ラインを支え、黄金期を迎えた90年代のACミランに数々のタイトルをもたらした名DFがアレッサンドロ・コスタクルタだ。トップチームデビューを飾って以降、セリエBのモンツァへと移籍していた1986/87シーズン以外の20年間をミランで過ごしている。通算693試合出場はパオロ・マルディーニ、フランコ・バレージに次ぐ歴代3位の記録だ。
1987/88シーズンにローン先から復帰を果たすと、22歳で迎えた1988/99シーズンにレギュラーに定着。同じミランユース出身であるパオロ・マルディーニやフランコ・バレージらと強固なディフェンスラインを築き、1991/92シーズンからのセリエA3連覇や1993/94シーズンのUEFAチャンピオンズカップ(現UEFAチャンピオンズリーグ/CL)優勝などのタイトル獲得に貢献した。
2000年代になると怪我や年齢的な問題で徐々に出場機会を減らしたが、マルディーニ不在時はゲームキャプテンを務めるなど、クラブ最古参の1人としてチームを支えた。現役ラストイヤーとなった2007/08シーズンはセリエAで3試合の出場に留まったが、引退試合のウディネーゼ戦でPKからゴールを記録。1991/92シーズン以来、15年ぶりとなるゴールを決めて有終の美を飾った。
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