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セリエAを19度制覇(歴代2位タイ)し、 UEFAチャンピオンズリーグ(UEFAチャンピオンズカップを含む)をレアル・マドリードに次ぐ7度制覇するなど、ACミランはイタリアを代表する名門としてその地位を確立している。こうした長い歴史においてアカデミー出身の選手がクラブに与えた影響は大きく、これまでにも多くのクラブ生え抜きの選手がチームの主軸を担う存在へと成長している。今回は、21世紀以降に在籍した選手の中から厳選したアカデミー出身の最高傑作を紹介する。(在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参考。出場成績は2023年2月26日時点)。
MF:デメトリオ・アルベルティーニ(元イタリア代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1971年8月23日
在籍期間:1988年7月~2002年7月
通算成績:406試合28得点46アシスト
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正確無比な左足のキックからイタリア屈指のレジスタとして評され、1969年にバロンドールを受賞した元イタリア代表MFジャンニ・リベラの再来と言われたのがデメトリオ・アルベルティーニだ。彼も下部組織からトップチームへ昇格し、90年代の黄金期に中心選手として活躍した選手だ。若い頃から注目される存在だったアルベルディーニは、1988/89シーズンに17歳という若さでトップチームデビューを飾った。しかし、当時の出場機会はかなり限定的で、経験を積むために1990/91シーズンはセリエBに所属するパドヴァへとローン移籍をしている。
ローン先で結果を残すと、ミランに復帰した1991/92シーズンから絶対的なレギュラーに定着し、同シーズンからのリーグ3連覇に大きく貢献している。また、1993/94シーズンのUEFAチャンピオンズカップ(現UEFAチャンピオンズリーグ/CL)では準決勝モナコ戦で直接FKからゴール、決勝のバルセロナ戦では1アシストを記録するなど大車輪の活躍でビッグイヤー獲得の立役者となった。
また、同時期にプレーをしていたイタリア代表でも絶対的な選手に定着しており、「アルベルティーニがくしゃみをすれば、アッズーリが風邪を引く」という言葉が生まれるほどの存在感を放っていた。しかし、ジェンナーロ・ガットゥーゾが加入した1999/00シーズンより出場機会を徐々に減らし、2001/02シーズン限りでミランを退団。在籍した13年間の成績は輝かしいものであり、5度のセリエA優勝やスーペル・コッパ、UEFAチャンピオンズカップなど14のタイトル獲得に貢献している。
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