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世界最古のカップ戦であるFAカップを歴代最多の14回制覇するなど、アーセナルはイングランドを代表する名門として確かな地位を確立している。こうした長い歴史においてアカデミー出身の選手がクラブに与えた影響は大きく、アーセン・ヴェンゲルが監督に就任した初期から現在まで多くのクラブ生え抜きの選手がチームの主軸を担う存在へと成長している。今回は、21世紀以降に在籍した選手の中から厳選したアカデミー出身の最高傑作を紹介する。(在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参考。出場成績は2023年2月19日時点)。
MF:ジャック・ウィルシャー(元イングランド代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年1月1日
在籍期間:2008年7月~18年7月
通算成績:197試合14得点30アシスト
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類稀な才能がありながらも、度重なる怪我に泣かされたことから「ガラスの天才」とも呼ばれるジャック・ウィルシャーもアーセナルの下部組織が輩出した最高傑作の一人だ。9歳の時にルートン・タウンの下部組織からアーセナルへと加入すると、2008/09シーズンのブラックバーン戦でクラブ史上最年少の16歳256日でプレミアリーグデビューを飾った。
ボルトンへの半年間のローン移籍から復帰した2010/11シーズンには18歳の若さで開幕スタメンの座を掴み、プレミアリーグで自己最多となる35試合に出場。同シーズンのPFA年間最優秀若手選手賞を受賞した。しかし、翌シーズンは足首のケガでシーズン全休を余儀なくされ、この頃から慢性的な怪我に悩まされるようになった。
ロビン・ファン・ペルシーがマンチェスター・ユナイテッドへと移籍したことに伴い2012/13シーズンより背番号をエースナンバーの10へと変更。2013/14シーズンのノリッジ戦では、味方選手との連係から「サッカー史上最も美しい」とも称されるゴールを決めている。しかし、度重なる負傷癖は治ることなく、2017/18シーズン限りでアーセナルを退団。2020/21シーズン限りでボーンマスを退団して以降は所属先が決まらず、2021年8月から約4ヵ月間アーセナルの練習に参加していた。その後、2022年2月にデンマークのオーフスGFに加入したが、21/22シーズン終了後に契約延長オプションは行使されず退団となり、同年7月に現役引退を表明した。現在はアーセナルU-18の監督を務めている。
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