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近年は若手監督の台頭が著しい。今季好調のアーセナルを率いるミケル・アルテタはその代表格と言っていいだろう。今回は、そんなアルテタのように、現役時代に選手として大活躍し、指導者転身後も結果を残す若手監督を紹介する(成績と順位は2月21日現在)。
アルベルト・ジラルディーノ(ジェノア)
【写真:Getty Images】
生年月日:1982年7月5日
今季リーグ成績:6勝3分1敗(2位)
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現役時代に13のクラブを渡り歩いたアルベルト・ジラルディーノは、セリエAで通算188ゴールを決め、イタリア代表としても59試合19得点と選手として大成功を収めた。そんな“流浪のストライカー”は18年夏に現役を引退し、セリエDのレッツァートでテクニカル・ディレクター兼アシスタントコーチとして指導者キャリアをスタートさせている。
その後、セリエCのプロ・ヴェルチェッリの監督を経て、20年夏はセリエDから再スタートとなったシエナの監督に就任。2020/21シーズンは昇格プレーオフ準決勝で敗退となるも、多くのクラブが破産した関係でセリエCへと昇格。続く2021/22シーズンも6位と好順位に付けたが、突如として解任されていた。
そんなジラルディーノは22年夏、古巣ジェノアのプリマヴェーラ(セカンドチーム)の監督に就任。10月にUEFAプロライセンスを取得すると、12月にトップチームを率いていたアレクサンダー・ブレシンが成績不振で解任され、ジラルディーノがトップチームの監督に昇格した。すると、就任後の10試合で6勝3分1敗と見事にチームを立て直して、自動昇格圏内の2位まで浮上させている。
そして冬の移籍市場では昨季まで主将を務めていたドメニコ・クリーシトが、現役引退を撤回してジェノアへと帰還。頼もしいベテランまでも加わったジラルディーノ率いるチームは、ファビオ・グロッソ(フロジノーネ)やフィリッポ・インザーギ(レッジーナ)など同年代の元イタリア代表選手が多く監督を務めるセリエBからセリエAへと昇格することができるのだろうか。
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