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エールディヴィジを最多36回制覇、 KNVBカップ(国内カップ)も最多20回制覇するなど、アヤックスはオランダ最強の地位を確立している。こうした長い歴史においてアカデミー出身の選手がクラブに与えた影響は大きく、これまでにも多くの生え抜き選手がチームの主軸を担う存在へと成長している。今回は、21世紀以降に在籍していた選手の中から厳選したアカデミー出身の最高傑作を紹介する。(在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参考。出場成績は2023年2月21日時点)。
DF:ダレイ・ブリント(オランダ代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1990年3月9日
在籍期間:2009年1月~2014年9月、2018年7月~2023年1月
通算成績:333試合13得点21アシスト
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地元のクラブでサッカーを始めたダレイ・ブリントは、8歳でアヤックスの下部組織に加入。18歳でトップチームデビューを果たした。プロ2年目の09/10シーズンにはフローニンゲンにレンタル移籍。主力として活躍したことで、シーズン終了後には完全移籍に移るという話もあったようだ。しかし、これが実現せず、アヤックスでのキャリアが続くことになった。
ブリントは2010年夏に復帰すると、同シーズン後半からスタメンに定着した。サイドバックやセンターバック、さらにボランチを務めるなど高いユーティリティー性を見せ、リーグ4連覇に貢献。チームの中核を担った同選手は、2014年にオランダ年間最優秀選手に選出された。その活躍が認められ、2014年にマンチェスター・ユナイテッドへ移籍している。
その後、2018年にアヤックスへ帰還。復帰初年度にリーグ優勝と国内カップ優勝の2冠を達成し、タイトルから遠ざかっていたクラブを復活させた。今冬にバイエルン・ミュンヘンに移籍しているが、低迷していたチームを立て直し、計11個ものタイトルをクラブにもたらしたブリントはレジェンドと呼ぶに相応しい存在だろう。
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