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2023年Jリーグ戦力値ランキング【セレッソ大阪】積み上げた成果と残された課題。リーグ最悪の問題を解消できるか

シリーズ:Jリーグ戦力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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明治安田生命J1リーグは17日に開幕する。アルビレックス新潟と横浜FCを加えた18チームで行われる今季のJ1で、横浜F・マリノスの連覇を阻止するチームは現れるのか。今回は、各チームの戦力を4項目(攻撃、守備、選手層、勝負強さ)に分けて数値化(各25点の100点満点)し、ランキング形式で紹介する。(数字は2月15日時点)


5位:セレッソ大阪


監督:小菊昭雄
2022順位:5位(46得点/40失点)
2022成績:勝ち点51(15勝10分9敗)
戦力値:83(攻撃力19、守備力22、選手層21、勝負強さ19)


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 リーグ5位、YBCルヴァンカップ準優勝という昨季の結果は、小菊昭雄監督の下で積み上げた成果と課題の両方が見えるシーズンとなった。川崎フロンターレ戦の2勝が物語るように、連動した守備から試合の主導権を握る戦いには長けていたが、名古屋グランパスやサンフレッチェ広島といったインテンシティの高いチームには苦戦した。さらに、ラスト15分の失点数がリーグワーストの21とかさみ、勝ち点を落としていたのは痛恨だった。

 補強の色は明確で、昨季J2・10得点の藤尾翔太、J1・11得点のレオ・セアラを獲得し、カピシャーバ、ジョルディ・クルークスという違いを作れるサイドアタッカーの加入も頼もしい。そして香川真司、大迫塁という新旧の優れたMFが加わったことで、攻撃のクリエイティビティは格段に増すはずだ。

 長期離脱が予想される清武弘嗣や、手術明けで慎重なコンディショニングが必要な香川といった若干の不安要素は、小菊監督の柔軟な起用法が消してくれるだろう。発展途上の若手、J2を経験した中堅、そして頼れるベテランと陣容のバランスも良い。昨季の課題が解決できれば、優勝争いに加わることも可能だ。

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【了】

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