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編集日記 11年前

AKB商法を取り入れた日本サッカー改革論【李勇秀 編集部というお仕事】

5月23日発売の書籍『Hard After Hard かつて絶望を味わったJリーガーたちの物語』から、一部を抜粋して紹介していきます。今回は、礒貝洋光への取材での一幕を掲載します!

text by 李勇秀 photo by editorial staff

編集部・李勇秀『編集部というお仕事』

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『サッカー批評』での人気連載『Hard After Hard』が書籍化となり、5月23日より発売となっています。

著者は、『消えたマンガ家』『萌えの研究』『説得―エホバの証人と輸血拒否事件』などのノンフィクションで知られる大泉実成氏。サッカー畑ではない著者が、現役生活もハード、引退後もハードな「サッカー選手の生きざま」を様々な側面から掘り下げています。

今回は元祖天才と呼ばれ、その破天荒ぶりでも話題を集めた礒貝洋光氏への取材を一部公開させていただきます。

礒貝洋光氏は、プロゴルファーに転身した話から始まり、サッカー選手の現役時代にもゴルフにはまっていたことを明かしています。


 なんというか、知らないうちに磯貝のペースに巻き込まれている自分がいた。きっと彼のほうがはるかに器が大きいのであろう。
 こんなことではいけない。自分を取り戻さなければ、と思った僕は、この連載でよく扱われる質問をぶつけてみることにした。

―――現役時代は怪我との戦いが長かったわけですが、磯貝流の怪我対策というのはありますか?

「いやいや、怪我なんてのはするもんだしね。怪我したら治すだけだから。だってね、土曜日とかが怪我すんのがいちばん多いんだよ、日曜日必ずゴルフ入ってんのに。だからね、怪我してまず思うのが『明日ゴルフ行けるかな』だから」

―――(笑)あー。

「だって靭帯切ってねえ、半月版も損傷して、はく離骨折もしてるかなっていうすごく腫れた状態でも『明日ゴルフ行けるかな』」


ゴルフ > サッカーってことですね。
さすがです。

取材が行われたのは2007年なのですが、この後、AKB商法を予見していたかのような日本サッカー強化案について驚くべき提案が!

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