UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)最新ニュース
UEFAチャンピオンズリーグ22/23シーズンが現地時間14日に再開する。冬の移籍市場も終わり、ベスト16に生き残った各チームの現在の戦力は気になるところだ。今回は、各チームの戦力を4項目(攻撃、守備、選手層、勝負強さ)に分けて数値化(各25点の100点満点)し、ランキング形式で紹介する。
11位:ライプツィヒ(ドイツ)
監督:マルコ・ローゼ
22/23CLグループリーグ成績:4勝0分2敗(1位)
戦力値:71(攻撃力19、守備力18、選手層18、勝負強さ16)
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ドメニコ・テデスコ監督の下で2022/23シーズンのスタートを切ったライプツィヒだが、序盤はボロボロだった。ブンデスリーガでは開幕5試合でわずか1勝に留まり、第5節フランクフルト戦では0-4の大敗を喫している。そしてチャンピオンズリーグ(CL)でも第1節のシャフタール・ドネツク戦で1-4と完敗。そのシャフタール戦翌日にテデスコ監督は成績不振により解任となった。
しかし、2021/22シーズン限りでドルトムントの監督を退任していたマルコ・ローゼを新指揮官に迎えると、チームは完全復活。ブンデスリーガ、CL、DFBポカールという3つのコンペティションにおいて、昨年10月以降で負けたのはたったの1回と驚異的な成績を残している。組織としての完成度や勢い的には、CL・ベスト16のチームの中でもトップレベルと言えるだろう。
テデスコ監督とローゼ監督の明確な違いはベースフォーメーションだ。前者の元では3バックが基本だったが、後者の元では4-4-2となった。その中でライプツィヒは4-2-2-2の強烈なプレスで相手をハメ込んで速攻を繰り出すという、いかにもレッドブルグループらしい強みを取り戻している。攻撃時はサイドハーフのダニ・オルモとドミニク・ショボスライが幅をとらず内側に絞り、ティモ・ヴェルナーやアンドレ・シウバ、クリストファー・エンクンクらトップの選手たちと共にゴールへ突進していくなど、とくに中央を崩す破壊力は抜群である。
FIFAワールドカップカタール2022で大活躍したヨシュコ・グヴァルディオルにハンガリー代表のヴィリ・オルバン、さらにドイツ代表としてW杯メンバーに選ばれたダヴィド・ラウムにルーカス・クロスターマンと守備陣もタレントが豊富。強敵相手にも守り切る強さがある。ただ、ブンデスリーガでは疲れの出てくる後半に失点することが多く(失点した直近6試合中5試合が後半)、よりタフな90分間が待っているCLで上位進出を目指すにはペース配分や時間帯による柔軟な戦い方が求められそうだ。
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