真骨頂を見せつけたドルトムント
14-15シーズンのUEFAチャンピオンズリーグが日本時間17日未明に開幕し、ボルシア・ドルトムントはプレミアリーグのアーセナルと対戦した。
ドルトムントは先週末のリーグ戦で、マンチェスター・ユナイテッドから復帰した香川真司が1得点を挙げ、先制点の起点にもなるなど、復帰初戦からファンの期待に応える活躍を見せた。
周囲との連携はこれからもっと深めていく必要があるが、コンビネーションが生まれた時の期待感は既に示した。
迎えたCL初戦、香川はベンチスタートとなった。
ホームのドルトムントがゴールに迫る中、16分には縦パスからオーバメヤンが落とすと、受けたインモービレが左足で狙うも枠を外れる。
27分には右から左に展開し、左のグロスクロイツが低いクロスを送るとオーバメヤンがニアで合わせるもGKにブロックされる。
34分には高い位置でケールが奪うと、自ら持ち込みラストパス。しかしオーバメヤンのシュートはGKの好セーブに阻まれる。
41分にはアーセナルにもチャンス。ウェルベックの抜け出しは一度は止められるも、拾ったラムジーがもう一度ウェルベックにパス。GKと一対一になるもシュートは枠を外れた。
チャンスをより多く作っていたドルトムント45分、ピッチ中央でボールを受けたインモービレがドリブルを開始。DFのマークにあいながらダブルタッチ気味のプレーで相手を抜くと右足で決めて先制に成功した。
48分、ピッチ中央でオーバメヤンが落とすと、フリーランでバイタルエリアまで駆け上がる。タイミングよくグロスクロイツがボールを入れると、受けたオーバメヤンがチーム2点目を決めてアーセナルを突き放した。
オーバメヤンは57分にもクロスバー直撃のシュートを放つなど、アーセナルDFの裏のスペースで躍動した。
73分には相手のミスからカウンターを仕掛け、ムヒタリアンがフィニッシュ。これは得点にはならなかったが3人がゴール前まで駆け上がっていた。
アーセナルはウェルベックに何度かビッグチャンスがあったものの、いずれも決め切れなかった。また、チームとしては不用意なパスミスが多く、ドルトムントのカウンターをモロに浴びる形となった。
鋭いプレスや迫力ある攻撃など、持ち味を存分に発揮したドルトムントが勝点3を獲得した。
リーグ戦で鮮烈なパフォーマンスを披露した香川は、ベンチ入りはしたが出場機会はなかった。
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